1956-05-17 第24回国会 参議院 農林水産委員会 第36号
○宮本邦彦君 関連して……。今の清澤君の話でだいぶすっきりしたように私も思います。それて大体の見当がいつになれば大蔵省と農林省の折衝が終りになるか、そうしてはっきりしてくるか、その見当だけでもきょう主計官から承わればいいのですが。いつ何日なんてそんなことはどうでもいいのです。
○宮本邦彦君 関連して……。今の清澤君の話でだいぶすっきりしたように私も思います。それて大体の見当がいつになれば大蔵省と農林省の折衝が終りになるか、そうしてはっきりしてくるか、その見当だけでもきょう主計官から承わればいいのですが。いつ何日なんてそんなことはどうでもいいのです。
○宮本邦彦君 経済局長の非常に専門的な御理解のある御答弁で、やや方向はわかったのですが、ただ私は問題の焦点が、さっき森委員からもお話しになられたように、世間ではこういうことを言っておるのです。どうもこれはこういうことが世論になると困ると思うのですが、大蔵省と会計検査院とは両方でいつもなれ合いみたいになっておって、農林省の予算をともかく何とかけちをつけて出さないようにしようじゃないかというような内通があるのではないかというようなことをよく
○宮本邦彦君 どうもこの委員会の話を聞いていると、統計調査部が損害評価をやるようなふうに錯覚を起すのですが、農業共済組合の保険金の概算払いをするとか、あるいは保険金を早く払うということの基本になるものは、統計調査の資料じゃなくして、これは農業共済組合の損害評価が最も基本的な仕事になっておるのじゃないかということになるのですが、そういうことになるというと、小林君の今の話だけじゃ足りないのじゃないか。根本的
○宮本邦彦君 一つだけちょっとお尋ねしたいのですが、この災害の起った場合ですね。従来どうも農林委員会でもしばしばこの災害に対して論議されるのですが、まあお互いが国会議員でありまするものだから、つい災害のあとの対策だけに終ると、この問題は政治問題でなくなってしまう。農林省もそういうわけじゃないだろうと思うのですけれども、防除対策かやはり欠けておるのじゃないかという気がいつも僕はされるのです。今戸叶委員
○宮本邦彦君 僕は今官房長が数字をはじいているということを言われたのですがね、僕はむしろ数字をはじいた結論をお聞きするのじゃなくて、どうやってやるかというその方法に対する何といいますかな、性格といいますか、それをむしろ納得させてもらった方がいい。と申しますことは、簡単だから一例を申し上げますが、はっきり言えば、栃木県の那須開拓の問題なんですがね、あそこで開拓道路をやっているのだ。もう二十五年からやっていて
○宮本邦彦君 御報告申し上げます。私は北委員とともに去る六月下旬東北地方を襲った豪雨による被害状況視察のために、八月二十三日から二十八日までの六日間、山形、秋田及び岩手の三県を回って参りました。その視察調査の結果を簡単に御報告申し上げます。なお詳細は別途書類をお回し申し上げますから、それをごらんいただきたいと思います。 私どもが見て参りましたところの災害は山形、秋田、岩手とも、概況は地域的な豪雨というものでもって
○宮本邦彦君 議題になっているのは、この請願は今私が申し上げましたようなもので、予算がつかないために未復旧のもの、それからまたその後災害として認めて、あれは二十六年かなにかに出たものは災害として認める。その後にわかったのは災害として認めないというような扱いを大蔵省でやっているはずなんです。その二つの災害と認めたところの地盤沈下、それから災害と認めないと大蔵省でいっているところの実際にやらなければならぬ
○宮本邦彦君 ええ、南海地震。だから、南海地震の直接の影響でそういった地盤沈下というものがいわゆる地盤沈下である。その後の地殻変動による永続的な地盤沈下というものとは別に考えるのが本当じゃないか。むしろ永続的な地殻運動の地盤ということに影響する何か……。これは地質学の問題じゃないかと私は思うのです。で直接の工事の問題は、現にはっきり現われたものですね、こいつをともかく応急に復旧してしまおう。が、これがまだ
○宮本邦彦君 これは僕は何か、農林省でも建設省でも、この問題は問題にしているのですが、これはちょっと皆さん、考え方が違いやせぬかという僕は気がしている。というのは、この前名古屋とかあの付近を中心とした地震で急激に下った。これは急激にといっても、半年か一年かかっておりますが、あのときに地盤沈下が起ったのです。
○宮本邦彦君 実は私具体的な例を申し上げます。一昨年あの宮崎の水害のときに、延岡の五ヶ瀬川ですか、あの川へ行ってみたときに、県からは発電のダムのゲートをあげるように命令が出ておった。ところが発電の会社はあけなかった。ところが大洪水の直前にあけたために、下流の方は非常な被害を受けた。こういった問題でもってだいぶ地方の農民はその責任の所在を究明しておったのですが、どうも責任のはっきりした場所がわからなくなってしまったのですが
○宮本邦彦君 今私の申し上げておるのは、水防団がないところのものに対して、今日おそらく行政命令というようなことでやっておるのではないかと思うのですが、しばしば県から通知は出したけれども実行しなかった。これはまあ常識的には管理者にあると思うのですが、やはりこの水防法とはこれは別個になりますか。
○宮本邦彦君 ちょっと関連して一つ承わっておきたいのですが、私は今のお話しのため池なんかの場合、また発電所のダムのお話しもあるのですが、知事から出した命令が実際に実行されなかったときの責任は、そのダムの管理者にあるわけですか。
○宮本邦彦君 もう一つ、賠償協定の線で一応進んでおられるのですが、その点を建設大臣は積極的にお進めになるような意味で、何か腹案をお持ちでないでしょうか。
○宮本邦彦君 第三の問題、御説明がありまして、役務賠償ということがあるのでありますが、この役務賠償というのは今後も進展する問題であろうと思うのであります。現在はどんなふうになっておりますか、また将来はどんな予想でございますか、大臣から御説明を願いたいと思います。
○宮本邦彦君 先ほどお話を伺っておれば、一五%程度は、何というか、減るだろうという。その修正はこれにやってありますか、やってありませんか。
○宮本邦彦君 その最終の金額というのは、二十五年度災害なら二十六年度においてまた修正しておりますか。それとも、修正せずに、二十五年の災害は二十五年の中に決定された総額であるか。その後いじってあるかどうか。
○宮本邦彦君 この表は、実は永井さんからだいぶ御質問があったが、私のわからぬと思う点をちょっと。この災害の「総額」という数字がありますね。この数字の総額というのは、これは当初査定されて、二十五年、二十六年、二十七年、とずっとあるこの当初の査定額でございますか。
○宮本邦彦君 今のお話の各府県の農事試験場でやられておるその検査規格と言いますか、それは一緒でございますか。実は私は本当言うと、こういう補助金は賛成しないのです。はつきり言うと私反対なんです。これはむしろ普及宣伝費に私は使つたらいいのじやないか。もう一つは、そういつた良質のものを安く出すことのできるような政府機関の研究費とか、或いは研究所とか、そういうものにこういう本当は費用は使つて、そうしてこのものはいいものだ
○宮本邦彦君 今承われば二十一円というようなお話ですが、これは今年出した値段でございますね。二十八年度の災害で認められたあの規定が二十一円で出されたということなんでしよう。今年のを聞きますと、良心的に本気でやつている会社なんですが、私どもはもつと安くできますということを言つているのです。私は保温折衷苗代に補助金を出す。そうして半額なら半額出すというような、こういう補助規定を若しこういうふうに縛りつけてしまうと
○宮本邦彦君 僕はまあ保温折衷苗代やこういうことの補助金に対して、これは私は賛成なんです。ただ細かい問題だが、改良局長に承わつておきたいことがあるのです。というのは、これは油紙の補助金を出すと、こういうことなんでしよう。今日農村へ行つて見ますと、油紙が幾種類も出ておるのです。これは御存じのように全指連か、全購連か知らんけれども、推薦した会社の、推薦か推奨か何かしたのがありますね、これにだけ出すのですか
○宮本邦彦君 これは大体官房長もよく聞いておつて、何とか促進の方法を考えて頂きたい。というのは、過年度災害というのは、大体仕越工事になつてしまつてできているのです。これが皆農協とか、そういう機関から、或いは町村費とか何かから皆立替工事になつている。それでこの利子が高いものだから立替工事をやつているのだが、非常に難儀しているのです。これは事務的に非常に困難なことですけれども、一つ公庫と農林省両方で急ぐようにお
○宮本邦彦君 もう一点だけ。 過年度災害に、例えば二十七年災害、そうすると、二十七年に一部分、二十八年に一部分、二十九年、こういうふうに公庫では出しておりますけれども、過年度災の融資が大体期間としていつ頃平均して二十九年度出ましたか。
○宮本邦彦君 そうすれば、はつきりそういう指導をなぜやられないのか、私はそれを不思議に思つている。ところが技師長というものはあの工場を一切指導しておるものです。その技師長が頑としてそれを言つておる。だからあとで僕は、国会議員であつて皆常識屋ではありません。私はともかく大学で以てニカ年間細菌学をやつて来たものだ、私は細菌の講義をやつて聞かした。そうしたところが、これはわかりましたと頭を下げた。それで高温殺菌
○宮本邦彦君 私はちよつと簡単な細かいことですが、二、三この間酪農の実際の処理場その他を見て来た結果から、ちよつと厚生省に承わつておきたい。この間実は北多摩の酪農の処理工場へ行きまして、ここの技師長に特に承わつたのです。技師長の意見を聞いたのです。技師長は、低温殺菌の最も大切な役目は殺菌だと、こういうことを言つているのです。殺菌ということは低温殺菌が一等殺菌効力が大きいのだと、こういうことを言つているのです
○宮本邦彦君 それを増額というような御意向は別にないわけでございますか。
○宮本邦彦君 私は災害の問題で皆さんからいろいろ派手なお話があつたのですが、大層地味な問題を一つ……。今度九州の災害地を見て廻つて痛切に感じたわけですが、九州の災害地のひどいところは大体高台の畑地帯がひどかつた。今年は春の農作物が駄目で、そうして秋の農作物が四回の災害で以て殆んど駄目、而もこういうふうな高台を作つている農家というものは、これはやはり町村では比較的零細農と言いますか、新らしく農地改革の
○宮本邦彦君 九州地区の台風被害による災害地の視察報告を申述べます。 岸委員と私は去る十月十日から十六日の間に亘り、台風五号、台風十三号、台風十二号、台風十五号の主な被害県である大分、宮崎、鹿児島県の各県災害地に出張し、災害状況を調査いたして参りました。以下簡単にこの状況を御報告申上げます。なお詳細は文書を以て御報告申上げますから、それを御覧頂きたいと思います。 先ず台風の状況を一括して御説明申上
○宮本邦彦君 楠本部長の考え方と言いますか、その御答弁に僕は非常に感激するものであります。そうして同感でございます。次いで私はその一つの方法として、戦後噂によればビーチウツドという人が来て低温殺菌というので殺菌する、これは消費面の拡大という方向に対して一つの枠をはめてしまつたということは、これはもうゆがめない事実だと思う。承われば、低温殺菌という施設は相当設備費がかかり、余り日本のような貧弱な経済の
○宮本邦彦君 この問題は、実は楠本部長は初めて私委員会でお目にかかるのでありまして、蛇足のようではあるけれども、少し根本的な問題から御意見を承わつておきたいと思う。ということは、戦後の日本の食生活の改善というような問題が取上げられて以来、酪農の振興ということはその線に強く沿つて私どもは農業政策の一環としてこれを委員会で取上げ、推進して来たように思うのです。そういつたときに、その成果が非常に現われて今日市乳
○宮本邦彦君 私がこの前この委員会で以て御質問申上げたときに、岸委員から御要求になつたようなああいう形の要求に対しては、省令の改正だけでは駄目な部分があると思う。法律改正にまで行かなければ駄目な部分が、できない部分があるのじやないかというような御答弁を課長がされておつたのですが、その問題は御研究になりましたでしようか。
○宮本邦彦君 先ほど岸委員が要望された範囲内のことは、私どもはその政令の改正でできるように思つておるのです。恩田課長、御意見如何ですか、法律改正までやらなければできませんか、或いは政令だけでやり得る範囲内の問題か、それをちよつと承わつておきたいと思います。
○宮本邦彦君 今この 話のように準備を進めておるということを具体的に一つ説明して下さい。実はね、私どもの聞いたところ、調べたところによりますというと、牛乳はともかく殖えておる。それから東京の都内では牛乳は飲みたくても、ちつとも宣伝もしてなければ、ともかくちつとも殖えておらん。むしろ減つておつて、これは供給過剰でなくて過少であつて非常に牛乳は払底しているそうなんです。で、牛乳は全国的には非常に増産されて
○宮本邦彦君 僕はこの次の機会にというお話がありましたですが、このお話によれば、通産省案、それから建設省案というものが裏では動いておる。その動いておる理由は、このお話の内容にあつたように、電源開発の工事の補償の問題とか、そういう問題で遅れているからという意味でこの法案が用意されつつあるということなんだから、この次の委員会に通産省或いは建設省からそういつた事情を聞く、その遅れておる或いは支障になつておるというような
○宮本邦彦君 この前の肥料需給安定法で以てコスト調査というものを実はやるようになつたですね、そこでそのコスト調査を現に農林省も通産省もやつておられることと思うのですが、これはいつ頃大体これならばという数字の調査ができますか。或いはこの数字がそういう数字であるかどうかということを第一問として伺いたい。
○宮本邦彦君 農林省で以て従来もたくさん審議会がありますがね、衆議院からだけ出て参議院から出なかつたという前例がありますか。
○宮本邦彦君 一つだけ追加して申上げておきます。タイで現地で開いたところが、タイでは黄変米というやつは別に気にしていないようでした。もうタイ人はむしろ古米を日本と同じように量が殖えると、こういう意味で以て一般の国民はやはり古米のほうを好んで食べておる。従つて黄変米というようなものも別に問題にはなつていないそうです。ただこういうことが、タイの政府としては御存じのように米の収入というものが大きな財源になつておるのです
○宮本邦彦君 私は需給課長と検査課長がお見えになつておりますから、極く簡単なことを二つばかりお伺いいたします。需給課長は外米のほうの需給計画にも関係しており、検査課長は外米のほうの検査にも関係をしておると思いますが、実は私この間タイに行つてタイの現地の人からこういうことを向きました。これは或いはお答えは要らんかも知れませんが、参考までに申上げておきます、あそこの検査の桜井君というのが言つておりましたが
○宮本邦彦君 「いもち」と「めい」虫だけでいいんですか。これは改良局長に承わりたいのですが、これで農林委員会が二十一二に終りますと、ちよつと間があると思うのです。それでこれから病忠虫の発生等に対して最も慎重にやらなければならないような時期に入つて来ると思います。そういうときに「いもち」、「めい」虫と限つていいかどうか、そこに等というような字を一つつけておけば、ほかのものに対しても適用できるような幅を
○宮本邦彦君 私は申入には賛成ですがね、ただ、今日の議題は冷害対策に対する議題ということになつているので、この病虫害防除たけじやなくて、まだあるのじやないかと思うのです。ないということにきめて、これだけならこれで結構なんですがね。そうしますと、僕は一つだけ承つておきたいことがある、これはこの間福島へ行つてみましたところが、福島の大体標高五百メーター乃至六百メーター以上ぐらいな開拓地は陸稲が全部やられちやつておる
○宮本邦彦君 さつきの官房長のお話によれば、予算の配付は一応済んだというお話ですが、予算の配付が済みますというと、一割節約をやられると、これは府県あたりでは大体予算に組んでしまつているし、それを又通牒か何かですぐお出しになる、こういう形になるのじやないかと思うのですが、実際地元を私この間休会早々歩いて見たのですが、ところが大体本省から御指示があつたのかどうか、まあこのくらいの事業はやれるのだということで
○宮本邦彦君 関連して……。今の官房長のお話は私ちよつと腑に落ちないのですが、というのは、今年の事務当局のやつている査定なるものを見ますと、堤防だけをこれだけやつて八百万円とか、それからポンプだけが千五百万円とか、事業ごとに完成するというような非常に効率的ないわゆる査定をやつているんですね。ところが一律に一〇%とか、五%とか言われると、ポンプは未完成、堤防は未完成というものが出て来るので、今のお話ではちよつと